世界に誇る文化遺産の宝庫~平泉~【8】
平泉には今まで紹介してきた毛越寺・中尊寺の他にも様々な史跡が守り伝えられています。
無量光院跡【特別史跡】
三代秀衡が、宇治平等院の鳳凰堂を模して建立した寺院。遺跡の殆どが水田化しているが、池跡、中島、礎石が確認できます。また調査の結果、鳳凰堂よりもひとまわり大きく作られていて平等院を超えようという秀衡の意欲が感じられます。
旧観自在王院庭園跡【特別史跡・名勝】
二代基衡の妻が建設したと伝えられ、毛越寺に隣接する広大な史跡公園。
建物は失われてしまいましたが、発掘調査に基づいて「舞鶴が池」が復元されています。
金鶏山【史跡】
毛越寺の鬼門(北側)に位置し、平泉を守るために雌雄一対の黄金の鳥を埋めたといわれる高さ96mの山。小さな山だが、一晩で築いた造り山という伝承もあり、平泉のまちづくりの基準となった象徴の山とも考えられています。
柳之御所遺跡【史跡】
高館の麓から北上川沿いに段丘が広がる一帯は、以前から藤原氏初代清衡、二代基衡の屋敷跡と伝えられています。
達谷窟毘沙門堂【史跡】
平安時代初めに、この地の首領・悪路王が立てこもったと伝わる岩窟。坂上村麻呂が、蝦夷討伐の戦勝記念と仏の加護への感謝を込めて造営したと伝えられています。
毘沙門堂の西の絶壁には源義家が前九年・後三年合戦の戦没者を弔う為に彫り付けたものといわれる大日如来が浮き彫りになっています。