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花巻市で初となる登録有形文化財「花巻温泉旧松雲閣別館」

花巻温泉旧松雲閣別館が登録有形文化財に登録されました。
花巻市で初となる登録有形文化財
花巻温泉旧松雲閣別館は、昨年11月27日に開催された文部科学大臣の諮問機関である文化審議会(馬渕明子会長)において登録有形文化財に指定するよう答申されておりましたが、3月27日付けをもって文化財登録原簿に登録され、同日付け官報に告示されました。
今回の登録では、県内から同館のほか、旧岩手県知事公舎洋館、旧千田正家住宅主屋、同板倉(金ヶ崎町)、旧上有住小学校校舎(住田町)が登録されております。
花巻温泉旧松雲閣別館の概要
松雲閣別館は、大正13(1924)年6月に新築された高級旅館松雲閣の別館として、昭和2(1927)年に建築・開業しました。入母屋作りの木造二階建て、延べ床面積約1,600平方メートルで総ヒノキ造り、赤色釉薬の花巻瓦葺き、手すきガラス使用、鉄くぎを一切使用していない組み立て方式による大規模旅館建築の建物です。
平成14(2002)年に老朽化に伴う閉館までの間、昭和天皇をはじめとする皇族の方々、後藤新平、斎藤實、高橋是清等の政治家、与謝野鉄幹・晶子夫妻、高浜虚子等の文人が利用するなど、岩手の迎賓館として長く愛されました。館内には、昭和36(1961)年の昭和天皇行幸啓時の貴賓室や浴室等もよく残り、背後の松林に映える堂々とした姿は往時の花巻温泉の景観を今に伝えています。
花巻市ホームページより引用)